種別 | 論文 |
主題 | X形主筋比の異なる短スパン梁に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 仲地唯治(間組) |
連名者1 | 牧田敏郎(間組) |
連名者2 | 松浦恒久(間組) |
連名者3 | 戸田哲雄(間組) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 309 |
末尾ページ | 314 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 超高層RC造建物においては、これまでにラーメン構造が多く用いられているが、より自由な平面計画を可能とし、広い空間を確保する方法としてチューブ構造が考えられる。一般に、チューブ構造の場合、ラーメン構造に比較して短スパンの梁を有するが、短スパン梁は、付着割裂破壊やせん断破壊等のぜい性的な破壊を起こしやすい。したがって、チューブ構造による建物の耐震安全性を確保するためには、短スパン梁の靭性を十分なものとする必要がある。RC部材の靭性向上にはX形配筋法が有効な方法の一つであるとされているが、本研究では、X型配筋法を用いた短スパン梁について逆対称加力実験を行い、X形主筋比の異なる場合の耐力、変形性能、付着性能に関して、平行配筋の場合とあわせて比較検討した。 まとめ X型配筋法を用いた短スパン梁について加力実験を行い、以下の事項が明らかになった。1)短スパン梁にX形配筋法を用いた場合、X形筋が1組で、比較的X形主筋比の小さい場合においても良好な履歴性状、変形性能が得られた。2)付着強度に関しては、中子筋の効果を終局強度型耐震設計指針の強度式よりも大きく評価した既往の提案式により求めた場合、実験結果とよく一致した。中子筋の効果を考慮し、平行配筋による設計も可能と考えられる。3)X形主筋比の異なる短スパン梁の降伏荷重、曲げ耐力は既往の略算法やせん断法による解析で求めることができる。 |
PDFファイル名 | 013-01-2050.pdf |