種別 | 論文 |
主題 | 鉄骨鉄筋コンクリート柱の曲げ性状に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 村田耕司(竹中工務店) |
連名者1 | 東端泰夫(竹中工務店) |
連名者2 | 長嶋俊雄(竹中工務店) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 351 |
末尾ページ | 356 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 本研究は、高強度コンクリート(Fc=450kg/cm2)を用いたSRC柱の基本的な性状を把握するための実験的研究である。特にSRC柱の耐力と靭性に関わる要因として鉄骨と帯筋によるコンクリートの拘束効果に着目し、それらが柱の曲げせん断性状に及ぼす影響を検討する。前報では、鉄骨の成・幅・厚および帯筋の強度・量・配置の異なるSRC柱の中心圧縮実験を行い、それらが圧縮性状に及ぼす影響を検討し、最大耐力と軸ひずみ1%、3%時の保有強度を推定した。本報では、前報の結果を踏まえて軸力曲げせん断応力下での柱の性状を検討する。実験は中心圧縮実験と曲げせん断実験とから構成される。中心圧縮実験では、前報同様にコンクリートの拘束に有効な鉄骨形状と帯筋配置を実験変数とし、また鉄骨と帯筋に高強度材料を使用して、それらが圧縮性状に及ぼす影響を検討する。一方曲げせん断実験では、それらの因子の他、作用軸力レベルおよびSとRCの曲げ耐力比の違いが曲げせん断性状に及ぼす影響を検討する。 まとめ 前報に引き続き、新たな鉄骨強度・成および帯筋強度・配置を設定したSRC柱の中心圧縮実験を行い、それらの拘束効果を考慮した圧縮性状推定方法の適応性を確認した。さらに軸力比およびSとRCの曲げ耐力比の異なる状況での横拘束の効果を、定性的ではあるが中心圧縮性状よりその傾向を把握した。今後さらに、断面内の応力勾配および軸方向の累積ひずみも考慮して、横方向拘束と曲げ性状の関係を定量的に検討してゆく方針である。 |
PDFファイル名 | 013-01-2057.pdf |