種別 | 論文 |
主題 | RC柱のせん断終局強度に及ぼす軸力の影響に関する解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 野口博(千葉大学) |
連名者1 | 張愛暉(鹿島建設) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 381 |
末尾ページ | 384 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 柱の軸力がせん断終局強度に与える影響については、実験的研究でもまだ不明確な点が多く、また、解析的研究例も数少ないため、耐震設計指針(案)(以下指針案と呼ぶ)のマクロモデルでも検討する余地が残されている。前報告では、軸力比をパラメーターとして、有限要素解析により、せん断補強筋量が少ない場合の柱のせん断終局強度に及ぼす軸力の影響について検討した。本報告では、軸力比に加え、せん断補強筋量もパラメーターに加え、柱のせん断終局強度に及ぼす影響について解析的に検討した。 まとめ せん断補強筋量をパラメータとして解析を行った結果、せん断補強筋量の増大に伴い、柱のせん断耐力および最大耐力時変形が大きくなり、柱の破壊モードがせん断引張破壊からせん断圧縮破壊にかわる。せん断補強筋量が低、中、高三つのレベルで、軸力をパラメータとして解析を行った結果は既往の実験結果とほぼ一致している。修正荒川式は、設計範囲のせん断補強筋量レベルでは、軸力による強度上昇は安全側にあるが、軸力比0.5以上では、軸力によるせん断耐力低下を考慮していない。今後、このようなパラメータ解析により、抵抗機構を再検討し、より合理的なマクロモデルの構築を行うことが必要である。 |
PDFファイル名 | 013-01-2062.pdf |