種別 論文
主題 形状・寸法の異なるコンファインド高強度コンクリートの圧縮特性
副題
筆頭著者 小池狭千朗(愛知工業大学)
連名者1 畑中重光(三重大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
13
2
先頭ページ 397
末尾ページ 402
年度 1991
要旨 はじめに
筆者らは、前報で水中および空中養生された水セメント比55%のコンファインドコンクリートの一軸圧縮試験を実施し、供試体寸法と養生条件の関係、および供試体形状(高さ−辺長比)とひずみ測定域の関係がコンファインドコンクリートの応力−ひずみ関係に及ぼす影響について調べた。その結果、これらのコンクリートの塑性変形挙動が、横補強筋のピッチに拘らず供試体寸法の大きなものほど脆性的であることが明らかとなった。本研究では、コンクリートの強度レベルの相違がコンファインドコンクリートの圧縮特性の寸法効果に及ぼす影響について考察する。
結論
1)高強度コンクリート(W/C=32%)の圧縮強度は、供試体寸法が9.7cmから30.0cmへと大きくなるにつれて、徐々に低下し、断面辺長b=30.0cmのものではb=9.7cmのものに比べ平均で約10%低下した。2)普通・高強度コンクリート(W/C=32%〜55%)の最大圧縮応力時のひずみεmは、供試体寸法が9.7cmから30.0cmに大きくなると、約15%小さくなる。ただし、帯筋のピッチ(S)が細かくなることによるεmの値の増大傾向は、コンクリートの強度レベルの増大とともに小さくなり、W/C=32%の場合には、εmの値に及ぼす帯筋のピッチの影響はほとんどみられなくなる。3)供試体寸法の増大に伴い応力−ひずみ曲線が脆性的になるという普通強度コンクリートで認められた傾向は、強度レベルに拘らずほぼ同様に認められた。このような寸法効果は、帯筋ピッチが密なほど顕著であり、プレーンコンクリートの場合には、相対的に寸法効果が小さい。
PDFファイル名 013-01-2065.pdf


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