種別 | 論文 |
主題 | 高強度コンクリートと横拘束筋を用いた鉄筋コンクリート柱の力学性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 西山峰広(京都大学) |
連名者1 | 藤村孝暢(京都大学大学院) |
連名者2 | 渡辺史夫(京都大学) |
連名者3 | 六車煕(京都大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 409 |
末尾ページ | 414 |
年度 | 1991 |
要旨 | まえがき 著者らは、前報において86及び116MPaの圧縮強度のコンクリートを用い、これに328及び792MPaの降伏強度の横拘束補強筋を組み合わせた鉄筋コンクリート柱の定軸力下における曲げせん断加力試験を行ない、80MPaを越えるような高強度コンクリートに対しても高強度横拘束補強筋を使用することにより曲げ靭性を改善できることを示した。また、同論文の中で文献で提案されたコンクリートの応力−歪曲線モデルを修正することにより、実験結果より得られたモーメント・曲率曲線の包絡線を追跡できることを示した。本研究では、前報と同仕様の試験体を用い、コンクリート圧縮強度を130MPaにまで上昇させ、前報の時よりも大きな強度のコンクリートに対しても高強度横拘束補強筋により曲げ靭性の改善が可能かどうか調べるために行なった載荷試験について報告する。また、前報において修正されたコンクリートの応力−歪関係モデルが今回の試験体についても適用可能か検討する。 結論 1)高強度横拘束補強筋は、116MPaの圧縮強度までのコンクリート柱に利用した場合には低強度の補強筋を利用した場合と比べて柱の変形能力を改善できたが、130MPaのコンクリートに対してはほとんど効果がなかった。2)前報で示されたコンクリートの応力−歪関係の修正は、実験結果の包絡線と単調載荷時の解析結果との比較ではあるが、本研究の試験体にもほぼ適用できることが示された。 |
PDFファイル名 | 013-01-2067.pdf |