種別 | 論文 |
主題 | 高強度コンクリートを用いたRC柱の曲げ降伏後のせん断変形能に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 日比純一(東京大学大学院) |
連名者1 | 美原義徳(東京大学大学院) |
連名者2 | 小谷俊介(東京大学) |
連名者3 | 青山博之(東京大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 427 |
末尾ページ | 432 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 曲げ性状が卓越する高強度コンクリートを用いたRC柱では、中子付きの横補強筋を密に配することによって十分な変形性能を得ることができる。本研究では、せん断性状が卓越する高強度コンクリートを用いたRC柱(シアスパン比1.5)の曲げせん断実験を行ない、曲げ降伏後の変形性能について、軸力比、横補強筋の配筋法等の影響を検討した。 まとめ シアスパン比1.5の高強度コンクリートを用いた柱の曲げせん断実験を行ない、その曲げ降伏後の変形性能について、軸力比、横補強筋の配筋法等をパラメータにして考察を行なった結果、次の事が分かった。1)シアスパン比1.5の柱においても、軸力比0.3程度ならば横補強筋によって曲げ降伏後の変形能を十分に確保できる。2)軸力比0.45程度の試験体は曲げ降伏後の変形能は著しく劣り、部材中央部においてせん断破壊した。3)低軸力の試験体では横補強筋比による変形能の違いが見られたが、高軸力の試験体では横補強筋比による変形能の違いは見られず、横補強筋による拘束効果に限界がある。4)指針のせん断強度式は、有効強度の値および、軸力の影響等の改善が必要である。 |
PDFファイル名 | 013-01-2070.pdf |