| 種別 | 論文 |
| 主題 | 二方向載荷を受けるRC立体内柱・梁接合部の復元力特性 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 江藤啓二（佐藤組） |
| 連名者1 | 北山和宏（千葉大学） |
| 連名者2 | 坪崎裕幸（五洋建設） |
| 連名者3 | 都祭弘幸（五洋建設） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 13 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 519 |
| 末尾ページ | 524 |
| 年度 | 1991 |
| 要旨 | はじめに 建物は任意方向から地震力を受けるため、二方向加力時の性状を検討することが必要である。そのため、今までに立体内柱・梁接合部架構に二方向載荷する実験研究がいくつか行われたが、二方向加力履歴が建物の地震時挙動に与える影響を検討したものはない。そこで本研究では、加力履歴を実験変数として内柱・梁接合部骨組に二方向加力し、骨組の破壊性状、変形性能および梁主筋の接合部内での付着性状を検討した。 結論 以下、本実験で得られた知見について示す。1)二方向同時加力を行うロの字型および田の字型加力履歴では、一方向加力時に比較して最大耐力時の変形が小さくなり、最大耐力時以降の耐力低下も著しく、接合部の剛性に劣化を生じた。しかし、二方向同時加力における加力履歴の違いによる影響は少なかった。2)直交方向降伏後の主方向の復元力特性は、接合部内梁主筋付着劣化および接合部のせん断劣化によって、その剛性が低下した。しかし、層間変形角1/50rad以降では同程度となった。3)二方向同時加力時の接合部内最大付着応力度は、一方向加力時に比べ小さくなった。4)二方向同時加力を受けない十字型加力履歴の場合、降伏後もしばらく付着力を持続した。二方向同時加力を受けるロの字型、田の字型加力履歴では、加力途中の一方向加力時において、梁主筋降伏後の付着応力度の低下が著しい。しかし二方向同時加方時には、直交方向より導入されている圧縮力によって一時的に付着性状が改善される傾向がみられる。 |
| PDFファイル名 | 013-01-2086.pdf |