種別 | 論文 |
主題 | 鉄道ラーメン式高架橋における柱・はり接合部が部材じん性に及ぼす影響に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 渡辺忠朋(鉄道総合技術研究所) |
連名者1 | 松本信之(鉄道総合技術研究所) |
連名者2 | 三島徹也(前田建設) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 525 |
末尾ページ | 530 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 大地震に対するRCラーメン高架橋の耐震設計法として、柱・はり部材のじん性(一般に降伏変位の4倍程度の変形まで耐荷力を保持することを期待している)を利用する設計法を適用する場合、部材接合部(以下、接合部)は相対的に弱点となる可能性があり、接合部周辺の部材のじん性の発揮にも影響を与えることが懸念される。このため高架橋の構成部材に期待するじん性を十分に発揮させるために必要な接合部の補強方法について検討することを目的として、鉄道高架橋の接合部および周辺部材をモデルとした供試体を用いて交番載荷実験を行ったので、その結果の概要および接合部の補強方法が部材のじん性の発揮に及ぼす影響についての考察を示す。 結論 本実験の範囲で明らかになったことを以下に示す。1)接合部のせん断補強鉄筋は、接合部の強度の増加および保持に対する効果がある。2)スタブは接合部の強度および剛性の増加に対する効果がある。3)L型の架構は、荷重の作用方向により架構の変位成分に影響を与える要因の比率が異なる。4)接合部を含む部材の変形は、接合部の補強方法により変形成分の影響の度合いが異なるので、じん性の推定にはそれらを適切に考慮する必要がある。 |
PDFファイル名 | 013-01-2087.pdf |