種別 | 論文 |
主題 | 柱の二軸曲げと変動軸力を考慮したRC骨組の弾塑性地震応答 |
副題 | |
筆頭著者 | 飯藤将之(宮城工業高専) |
連名者1 | 柴田明徳(東北大学) |
連名者2 | 渋谷純一(東北大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 607 |
末尾ページ | 612 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 二方向入力を受ける柱の解析モデルには、塑性論に基づくモデルや多方向バネモデルが適用されてきたが、最近では変動軸力も考慮できるMSモデルが開発されかなり大規模な純フレームの解析が可能となり、M-N相互作用の影響や二方向入力による応力の割増しなどが検討され、耐震工学上の知見が得られてきている。筆者らは、部材の曲げ解析には多用されているが、計算容量が大きいため骨組解析には不向きと考えられるファイバーモデルにより、柱の変動軸力を考慮した一方向の地震応答解析を行なってきた。本稿では、一軸曲げの解析モデルを二軸曲げに拡張し、RC造6層純ラーメンを対象として、変動軸力を考慮した解析を行い弾塑性挙動について検討した。更に、変動軸力を無視した骨組のモデル化を行い解析した結果を述べる。 まとめ ファイバーモデルに基づく柱の部材モデルを用いてRC骨組の立体地震応答解析を行い、二軸入力の影響は応答変位やはりの塑性化では小さく、柱の損傷に現れること、柱の変動軸力は一方向メカニズム時の2倍程度となることを述べた。変動軸力を考慮した骨組と非考慮の骨組とは完全に等価ではないが、両骨組で柱の損傷程度に有意な差が得られた。 |
PDFファイル名 | 013-01-2101.pdf |