種別 | 論文 |
主題 | 高耐久性コンクリート永久型枠を用いたPCはりの曲げ挙動 |
副題 | |
筆頭著者 | 堺孝司(北海道開発局) |
連名者1 | 八島洋(日鉄セメント) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 685 |
末尾ページ | 688 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 海岸にある鉄筋あるいはプレストレスコンクリート構造物は、飛来塩分による鋼材の腐食をさけるために、一般には十分なかぶりを確保しなければならない。しかしながら、過大なかぶりは自重の増加を招き、構造物の設計上好ましくない。飛来塩分のコンクリート中への浸透の程度は、コンクリートの品質によって大きく異なる。著者らは、これまで高炉スラグ微粉末を用いた高耐久性コンクリートに関する検討を行ってきた。この高耐久性コンクリートを遮塩目的でコンクリート構造物に利用する一つの方法として、永久型枠が考えられる。しかしながら、永久型枠と構造本体のコンクリートの一体化など、解明すべきいくつかの問題点がある。本研究では、高炉スラグ微粉末を用いた高耐久性コンクリートをPCはりの永久型枠として利用することを目的に、それらの一体性に関する検討を載荷試験により行った。また、載荷試験に先だち、高耐久性コンクリートの遮塩性の評価のために、塩分浸透促進試験を行った。 まとめ 1)高炉スラグ微粉末を用いた高耐久性コンクリートの遮塩性は、同じ水セメント比の場合普通コンクリートより極めて優れている。2)永久型枠の使用は、PCはりの破壊荷重に対し影響を与えないが、剛性に影響を与え、たわみを小さくする。3)永久型枠と内部コンクリートは破壊直前まで一体に挙動している。4)永久型枠を用いたPCはりのひびわれ性状は、通常のPCはりとひびわれ性状が異なる。 |
PDFファイル名 | 013-01-2115.pdf |