種別 | 論文 |
主題 | FRPを外ケーブルに用いたプレストレストコンクリートはりに関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 睦好宏史(埼玉大学) |
連名者1 | 町田篤彦(埼玉大学) |
連名者2 | 佐野正(ショーボンド建設) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 755 |
末尾ページ | 758 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに FRPを、鉄筋あるいはPC鋼線・鋼棒の代わりに、コンクリート構造物の主補強材として用いた研究は近年数多く行われ、実際の構造物への適用例もいくつか見られるようになった。このような中で、FRPをコンクリート補強材として有効に使うためには、材料特性を考慮した設計手法を確立し、FRPの材料特性の欠点を補い長所を生かすような構造物に使用することが好ましい。このような観点から、FRPをPC緊張材に適用することは、望ましい構造形式の一つであると考えられる。しかしながら、これまでの実用例を見てみると、FRPをコンクリート中に配置し、緊張する場合がほとんどであった。PC構造物の緊張方式は様々なものが開発されおり外ケーブル方式によるPC構造物もその一例である。FRPを外ケーブルとして配置することによって、ケーブルに応力が一様にかかるため、応力集中によりFRPが破断する可能性をかなり軽減できる利点がある。さらに、FRPを用いることによって、錆の心配がなく、既設の老朽化した橋梁や水槽等の補強にも利用できる。本研究は、FRPを外ケーブルに用いたPCはり部材の基本的性状ならびにその適用性について検討したものである。 あとがき 高強度であるが、伸びが小さく脆性材料であるFRPを、有効にコンクリート補強材として用いる方法の一つとして、外ケーブル方式によるPC部材を開発した。その結果、概して良好な荷重―変形性状が得られ、実構造物に適用できるものと考えられる。しかし、FRPの曲げ上げ部における強度の低下、曲げ耐力評価法について今後さらに検討する必要がある。 |
PDFファイル名 | 013-01-2127.pdf |