種別 | 論文 |
主題 | CFRPロッドで補強したコンクリート梁の曲げ・せん断性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 白砂和昭(本間組) |
連名者1 | 丸山久一(長岡技術科学大学) |
連名者2 | 清水敬二(長岡技術科学大学) |
連名者3 | 山本康之(長岡技術科学大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 783 |
末尾ページ | 788 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 鉄筋の腐食によるコンクリート構造物の劣化が問題にされて以来、コンクリート構造物の塩害対策として種々の方法が提案され、かつ実施されてきている。その一環として、数年前から錆びない補強材として、FRP筋の使用が検討されてきている。FRP筋の特性として、1)破壊強度は高い、2)弾性係数は小さい、3)降伏現象を有せず破断に至る、および、4)破断時の伸びひずみは小さい、等があげられ、部材性状が従来の鉄筋を使用した場合と異なることが予想され、また懸念されている。本研究では、FRP筋を用いた部材の性状としてこれまであまり検討されていない、1)曲げひび割れ幅の挙動、および、2)せん断変形性状について、検討を加えたものである。 まとめ 本研究によって得られた結果は、次の通りである。(1)主筋に格子状のCFRP筋を用いたユンクリート部材の曲げひび割れの算定には、格子部にひび割れが発生することを考慮すれば、従来の算定式で評価することが可能である。(2)せん断変形を表す新しい指標を導入することでせん断耐力と変形との関係を表すことが可能と考えられる。(3)主筋およびスターラップには、斜めひび割れの発達を抑制することで、はりのせん断耐力を増加させているという側面がある。従って、弾性係数の異なる補強筋を用いる場合には、引張剛性で補正すると、従来の計算式もある程度適用可能である。 |
PDFファイル名 | 013-01-2132.pdf |