種別 | 論文 |
主題 | 現場試験に基づくコンクリート橋の安全性評価と余寿命予測 |
副題 | |
筆頭著者 | 宮本文穂(神戸大学) |
連名者1 | 森川英典(神戸大学) |
連名者2 | 熊谷稔(川崎重工業) |
連名者3 | 石田宗弘(神戸大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 911 |
末尾ページ | 916 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 既存橋梁の安全性は、橋梁の持つ現有耐荷力と橋梁に作用する荷重効果を照査することによって評価される。橋梁に作用する荷重効果は、各管理機関によって収集されたデータ等に基づきほぼ確率・統計的な取扱いが可能な状況にある。しかし、橋梁の現有耐荷力の算定には、構成材料の経年による劣化など多くの要因が関連すること、また橋梁は他分野の製品と異なり大規模で単産品であり、その供用期間が数十年にも及ぶことにより直接評価することができないため、安全性評価を実用化するには、なお多くの問題を残している。本研究は筆者らが従来より、コンクリート橋を対象に実施している現場非破壊試験に基づく安全性評価手法をより定量的なものとすることを目的とし、過去において実施した各種現場試験結果を基に検討するものである。また、過去数橋のRC-T桁橋に対して実施した材料試験データ等に基づき既存橋梁の余寿命予測手法について検討する。 結論 本研究で得られた結果を以下にまとめる。1)終局耐荷力算定に材料の劣化を考慮することにより、橋梁の現有耐荷力を把握する手法について検討した。さらに、過去の現場試験データを基に数橋に適用し、主桁耐荷力試験、主桁構成材料試験等から検証した結果、妥当な評価を得ることができた。2)既存橋梁の余寿命予測手法を検討し、実橋への適用例を示した。今後は、寿命とした破壊確率の基準値をより妥当な基準とするように検討することが必要である。 |
PDFファイル名 | 013-01-2155.pdf |