種別 | 論文 |
主題 | 人工軽量コンクリートに打設したあと施工アンカーの引抜き耐力に関する実験研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 片桐太一(日本ドライブイット) |
連名者1 | 清水泰(東京工業大学附属工業高校) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 917 |
末尾ページ | 922 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 近年既存鉄筋コンクリート造建築物の増・改築工事や、諸設備の資機材の取り付け工事等にあと施工アンカーの使用量は増加しており、今後ともその用途範囲は広く開発されるものと思われる。また、現在あと施工アンカーの規格化や標準試験方法が検討されており、製品管理の向上に向けて種々の試みがなされている。しかしながら、その性状は充分に解明されているとは言い難く、特に、ばらつきを考慮した耐力の推定方法や群としての効果に関する基礎的な資料が不足しているのが現状である。本論文は、あと施工アンカーの内の金属拡張系アンカーの引抜き耐力に関して行なった実験結果をまとめたものである。実験で採用した主な因子は、あと施工アンカーが打設されるコンクリートに着目して決定しており、コンクリート種別やコンクリート強度を変化させてその影響を検討した。また、ばらつきを考慮した耐力推定方法を提案するために、同一条件の基で20本のアンカーの引抜き試験を行ない、耐力の分布状態を検討した。更に、2本のあと施工アンカーを同時に引抜くことにより群の効果も検討している。 まとめ 普通コンクリートと軽量コンクリートに打設した金属拡張系あと施工アンカーの引抜き試験を行なった結果、両者とも埋め込み深さの影響が大きく、コンクリート強度の影響は比較的少ないことが指摘できた。また、軽量コンクリートはコンクリートのコーン状破壊を生じる場合には普通コンクリートに比較して多少小さめな引抜き耐力が得られる結果となった。 |
PDFファイル名 | 013-01-2156.pdf |