種別 | 論文 |
主題 | 充てん型角形鋼管コンクリート部材の合理的な材質の組合せ |
副題 | |
筆頭著者 | 中野清司(東京電機大学) |
連名者1 | 立花正彦(東京電機大学) |
連名者2 | 福元敏之(鹿島建設) |
連名者3 | 印出井太郎(鹿島建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 951 |
末尾ページ | 956 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 充てん型鋼管コンクリート構造は鋼管の拘束によりコンクリートの耐力上昇及びじん性の増大、また、コンクリートの充てんにより鋼管の局部座屈及び全体座屈の阻止、耐火性能の向上及び鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)構造に比べて省力化が図れる等の長所をもつことなどからここ数年活発に研究が行われている。一方、構造材料に関する研究も進み、鋼材では降伏強度の高い高張力鋼及び高性能鋼が開発され、またコンクリート材料においても1000kgf/cm2から2000kgf/cm2級の高強度コンクリートが開発されている。そこで、当研究は充てん型鋼管コンクリート部材の設計において、上記材料の合理的な組合せを把握する基礎資料を得るため、鋼管、コンクリートの材質の組合せおよび鋼管比が耐力に及ぼす影響について、軸方向力(軸力比)を変化させ、曲げモーメント〜曲率(以下M-φと略す)関係の数値計算によって検討したものである。 まとめ 充てん型鋼管コンクリート部材断面の軸方向力を変化させた曲げモーメント〜曲率関係の計算より、鋼管とコンクリートの材質の組合せによる部材耐力への影響は、耐力比R=bDFc/sA・syによって整理され、軸力比N/bDFc=0.0の場合は耐力比によって耐力はほとんど変化しないが、N/bDFc=0.4、Ncrの軸力が作用する場合は、耐力比が増加すると耐力上昇が高くなることなどが明かとなり、合理的な組合せを把握するための基礎資料を得ることができた。 |
PDFファイル名 | 013-01-2162.pdf |