種別 | 論文 |
主題 | 曲げを受ける高強度―普通強度コンクリート打ち継ぎ部の挙動 |
副題 | |
筆頭著者 | 熊谷仁志(清水建設) |
連名者1 | 坂口昇(清水建設) |
連名者2 | 山野辺宏治(清水建設) |
連名者3 | 香田伸次(清水建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 975 |
末尾ページ | 978 |
年度 | 1991 |
要旨 | まえがき 近年、高強度コンクリートの建築構造物への適用を目的とした研究開発が進められ、設計基準強度が800kg/cm2のコンクリートを建築物の柱・梁・床・壁等に適用した例も報告されている。高層建築物等では部材に作用する応力度の大きさに応じてコンクリート強度を変化させることがあるが、高強度コンクリートを使用した場合には、これまでよりも強度差の大きいコンクリート打ち継ぎ部を生じる可能性がある。このような打ち継ぎ部を有する部材が曲げを受ける場合、高強度コンクリートと普通強度コンクリートとでは応力度と歪の関係が異なるため、一般に行なわれている平面保持を仮定した曲げ解析では高強度コンクリート部分と普通強度コンクリート部分の曲げモーメント―曲率関係、中立軸位置等が異なることになる。本実験研究はこのような曲げを受ける高強度―普通強度コンクリート打ち継ぎ部の挙動について検討するものである。 まとめ 高強度コンクリートと普通強度コンクリートの打ち継ぎ部を有するRC梁および一体打ちのRC梁の曲げ試験を行った結果、以下のような知見が得られた。・単純曲げを受けるコンクリート強度差のある打ち継ぎ部の曲げ圧縮耐力は、普通強度コンクリート部分(コンクリート強度の低い方)のもので評価することができる。・このような打ち継ぎを有する部材の変形性状については、普通強度コンクリートの変形性状が支配的である。・打ち継ぎ部の近傍における断面(コンクリート表面)および主筋のひずみについても、それぞれ高強度コンクリート部分、普通強度コンクリート部分のもので別個に評価することができる。 |
PDFファイル名 | 013-01-2166.pdf |