種別 | 報告 |
主題 | 高性能収縮低減材を用いたCFRCの耐久性 |
副題 | |
筆頭著者 | 依田和久(鹿島建設) |
連名者1 | 末永龍夫(鹿島建設) |
連名者2 | 宇田川秀行(電気化学工業) |
連名者3 | 森本丈太郎(電気化学工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 757 |
末尾ページ | 760 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 高性能収縮低減材を用いたCFRC(以降CFRC-Dという)は、蒸気養生を不要とし、優れた寸法安定性を特徴とするものである。前報ではCFRC-Dの基礎物性実験を行い、その結果、長さ変化率が1×10-4(材令56日)で従来のCFRC(以降CFRC-Aという)に比べ1/7〜1/4であり、他のフレッシュ時および硬化時の物性は同等であることを報告した。本報では、CFRC-Dの材令6ヶ月までの長さ変化率および耐久性のうち凍結融解抵抗性、中性化深さを主に報告する。 まとめ 本実験の結果、CFRC-Dについて以下のことがわかった。(1)材令91日での圧縮強度は、材令28日のものに比べやや増進し、260〜362kgf/cm2の範囲にあった。また、水和活性を高めるように改良した新しいタイプの高性能収縮低減材によるD4は、他のCFRCに比べ、脱型時(材令1日)までの強度発現が比較的緩やかであり、その後28日までの強度の増進が大きい。(2)材令91日での曲げ強度は、材令28日のものと同等で、約150kgf/cm2であった。(3)長さ変化率は初期から低収縮性を示し、材令6ヶ月で1〜4×10-4であった。(4)凍結融解低抗性はD4調合が優れており、200サイクルで相対動弾性係数が100%であった。(5)中性化深さは、オートクレーブ養生などの促進養生をしていないため、若干大きかった。 |
PDFファイル名 | 013-02-1131.pdf |