種別 | 報告 |
主題 | RCはりのせん断破壊機構を考慮したせん断補強筋の配置とせん断性状に関する実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 小林克巳(福井大学) |
連名者1 | 伊部創一(福井大学大学院) |
連名者2 | 岩佐真吾(福井大学大学院) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 181 |
末尾ページ | 184 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに RCはりのせん断引張破壊においては、はり両端部に発生した斜めひび割れが主筋を横切り、主筋及びかぶりコンクリートにダボせん断力を生じさせることが大きな影響を及ぼすものと想像される。RC部材における付着作用とダボ作用との相関に関する実験によれば、ダボ作用によって主筋に沿うひび割れが発生すると広い範囲で付着劣化を引き起こすことが分かっているが付着力が失われればマクロモデルにおけるトラス機構も消滅することになり、ダボ変形を拘束して付着力の低下を防ぐことが重要となってくる。またせん断引張破壊時にはせん断補強筋が降伏することになるが、図-1のように全てのせん断補強筋が降伏するわけではなく、はり両端部の斜めひび割れか主筋を横切るあたりで歪が集中することが分かる。そこで、斜めひび割れが主筋を横切る位置を想定し、せん断補強筋を集中配筋して主筋及びかぶりコンクリートのダボ変形を拘束すれば、全せん断補強筋の効果がより発揮されせん断性状が改善されると期待される。本報告はスパン内のせん断補強筋本数を一定にして、一部を集中配筋した場合の実験結果を述べるものである。 まとめ 斜めひび割れが主筋を横切り、主筋のダボ作用が生じるあたりにせん断補強筋を集中配筋すれば、ダボ変形が拘束されひび割れ幅も小さくなってせん断補強筋間隔が大きくなっても等間隔で配筋したものに劣らないせん断耐力・せん断性能を得ることができると思われる。 |
PDFファイル名 | 013-02-2027.pdf |