種別 | 報告 |
主題 | 柱RC造梁S造で構成された混合構造骨組の地震応答性状について |
副題 | |
筆頭著者 | 片山和行(フジタ) |
連名者1 | 吉野次彦(フジタ) |
連名者2 | 佐々木仁(フジタ) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 619 |
末尾ページ | 622 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 近年、柱を鉄筋コンクリート造とし、梁を鉄骨造とする混合骨組の設計が行なわれるようになってきた。このような混合構造の開発において第1の課題は、異種部材の接合部における応力伝達機構、特に柱・梁接合部での応力伝達機構の解明である。柱・梁接合部の力学的挙動については各種の部材実験と静的解析が行われており、伝達機構が解明されつつある。しかし、混合構造骨組における外力分布の仮定等の設計条件や地震時の動的性状についてはまだ不明な点も多い。本報告は柱RC造、梁S造で構成された混合構造骨組について梁崩壊型及び梁降伏後接合部が破壊するモデルを設定し、それぞれの部材に対して、実験結果に基づいて復元力特性を与えた、平面骨組解析モデルによる弾性および弾塑性地震応答解析について考察したものである。 おわりに 混合構造の平面骨組モデルによる弾塑性地震応答解析の結果、梁降伏後接合部が破壊するようなモデルであっても、接合部パネルの応答に与える影響は少なく、「パネル剛」として解析可能である。また設計用Ai分布は固有周期として精算値を用いた場合には応答値と良く一致した。しかしながら混合構造の固有周期は精算値と設計用略算式では差が大きく、混合構造骨組に略算式を用いる場合には注意を要する。混合構造骨組について階数、スパン等をパラメータとした設計用固有周期の略算式と弾塑性応答挙動等に関してさらに検討を加える必要がある。 |
PDFファイル名 | 013-02-2103.pdf |