種別 | 報告 |
主題 | CFCCの付着応力―すべり関係に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 本間雅人(日本コンクリート工業) |
連名者1 | 丸山武彦(日本コンクリート工業) |
連名者2 | 榎本剛(東京製鋼) |
連名者3 | 島弘(徳島大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 2 |
先頭ページ | 823 |
末尾ページ | 826 |
年度 | 1991 |
要旨 | はじめに 鉄筋コンクリート構造の解析を行う際に、鉄筋とコンクリートの界面の付着応力―すべり関係(τ-S関係)は重要である。異形鉄筋に関しては、埋込み長さの非常に短い試験体から長い試験体まで、多くの研究が行われており、そのτ-S関係は簡単な式で表すことができる。しかし、炭素繊維などを原料とするFRP棒材に関しては、埋め込み長さの短い一方向引き抜き試験しか行われておらず、実際の構造物におけるFRP棒材とコンクリートの付着性状を適切に表しているといえなかった。そこで本研究では、CFCC(Carbon Fiber Composite Cable)を用いた埋込み長さの異なる供試体を製作して、引き抜き試験を行い、CFCCの各位置のひずみからτ-S関係を実験的に求めた。 結論 本研究の範囲内において次のような結論が得られた。(1)今回の実験では、CFCCの局部付着応力にコンクリート強度の影響は見られなかった。(2)定着長の違いはCFCCの付着応力―すべり関係に影響を与えるが、異形鉄筋に比べるとその差は小さい。(3)自由端すべりが生じる場合でも、CFCCの位置に関わらず同一の付着応力―すべり関係が成立した。しかし、試験数の少ないこともあり、今後検討を要すると思われる。 |
PDFファイル名 | 013-02-2139.pdf |