種別 報告
主題 新補強材の付着特性に関する実験的研究
副題
筆頭著者 町田恭一(関東学院大学)
連名者1 槇谷栄次(関東学院大学)
連名者2 入澤郁雄(関東学院大学大学院)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
13
2
先頭ページ 827
末尾ページ 830
年度 1991
要旨 はじめに
近年、無機または有機の連続繊維とプラスチック・マトリックスでロット状、メッシュー状あるいは三次元状に形成した新補強材が開発され、コンクリート構造物の補強材への適用性に関して、数多くの研究成果が報告されている。新補強材は、プラスチックをマトリックスとしているために、そのまま用いると、コンクリート中においては付着性が良くないために、表面に色々な処理を施し、付着性能を向上させる工夫がなされている。新補強材に関する付着試験は、引抜き法を用いて行われたものがほとんどである。新補強材の場合、鉄筋と違い、グリップによる支圧強度が小さいために、引抜ける前にグリップ近辺で破断する。したがって、グリップ部の補強が必要で、高い実験テクニックが要求される。はり型の試験体を用いると、グリップ部の補強などの工夫も必要なく、部材実験に近い形で付着試験を行うことが出来る。本実験では、このはり型の試験法を用いて、無機および有機の連続繊維によるロット状新補強材の付着特性を調べた。以下に、実験結果を報告する。
まとめ
はり型の試験体を用い、新補強材の付着特性を調べる実験から、次の事柄が示唆された。1)新補強材が表面に砂状粒子を塗付すると付着強度を著しく向上することができる。2)繊維の引抜き材の表面に繊維の加工を施すことによって、すべり変形は大きくなるが、付着特性は著しく改善される。3)はり型の試験体を用いた付着試験法は、大きなすべり変形までの付着特性を調べることが出来る。また、引張試験法としても適用することが出来る。本実験において、得られた付者強度が、付着長さによって差違を生じているが、今後、この付着強度の評価と付着長さの関係を解明することが必要であると考えられる。
PDFファイル名 013-02-2140.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る