種別 | 工学論文 |
主題 | ALCの窒隙構造と凍結挙動 |
副題 | |
筆頭著者 | 多田眞作(テクスト) |
連名者1 | |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 13 |
号 | 1 |
先頭ページ | 721 |
末尾ページ | 722 |
年度 | 1991 |
要旨 | 研究の目的及び手法 RILEMの定める”限界飽水度法”に基づき、ALCの限界飽水度と空隙構造の関係を明らかにすることを目的としてALCの凍結挙動に関する3つの実験を行った。実験1では平衡含水率を変化させた試料について低温示差走査熱量計により相変化熱を求め、吸着水が固体表面からの拘束力によって未凍結状態になり、氷と固体との間に存在することを示すことを目的とした。実験2では様々な飽水度の試料について凍結中の長さ変化を測定しScrを実際に求め、その飽水度に対応する水分が、空隙中のどの部分に存在するのかを示すことを目的とした。実験3では実際にScrの水分量の状態で凍結させた試料を低温走査電顕で直接観察し、空隙構造中の氷の配置についての具体的なイメージを得、実験1、2の結果との整合性を検証することを目的とした。 結論 以上の実験結果から、限界飽水度に於けるALC空隙中の水分の配置は図-3に示す様にすべての細孔と一部の小気泡が水分で満たされている状態であると考えると、限界飽水度ScrをALCのかさ密度dの関数として次式の様に表現できる。Scr=d(ds-dm)/dm(ds-d)+(ds(dm-d)/dm(ds-d))a (0 |
PDFファイル名 | 013-05-1124.pdf |