種別 | 論文 |
主題 | アジテータ車のコンクリートの排出性能に関する基礎的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 橋本親典(群馬大学) |
連名者1 | 吉田正宏(群馬大学大学院) |
連名者2 | 辻幸和(群馬大学) |
連名者3 | 林善弘(新明和工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 107 |
末尾ページ | 112 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに トラックミキサ車は、レデーミクストコンクリートの使用とポンプ圧送によるコンクリート打設工法の普及により、都市部およびその近郊の建設現場におけるコンクリート打設に関する一連の施工システムにおいて重要な役割を果たしている。現在、わが国で用いられているトラックミキサ車の多くは、バッチャプラントで製造されたレデーミクストコンクリートを積み込んで打設現場まで運搬する間、骨材とモルタル分の材料分離とスランプロスを防止するために、攪拌しながら運搬するアジテータ車として使用されている。 結論 アジテータ車のコンクリートの排出性能に関する基礎的研究として、排出過程におけるブレード周辺のコンクリートの排出機構に着目し、広範囲に変化させたブレード巻ピッチ角度を主たる実験パラメータとした実機の1/5スケールのモデルアジテータを用いた排出性能実験を行った。本実験範囲内において、以下のことが明らかになった。1)アジテータ車のコンクリートの排出性能に対して、リアのブレードの巻ピッチ角度には最適角度が存在する。2)コンクリートの排出性能に対して最適なブレード巻ピッチ角度が存在する理由は、任意の排出部位において次の3種類の排出機構の組合せによって説明できる。1)ドラム1回転あたりにブレード上のコンクリートが輸送される距離に関する排出機構、2)ブレード上面をコンクリートが滑るときの滑り速度に関する排出機構および3)排出口付近に発生する付着巻き上げ現象に伴う後戻り量に関する排出機構の3種類であり、1)の排出機構はブレード巻ピッチ角度の増加に対して排出性能を向上させる効果があり、2)と3)の排出機構は排出性能を低下させる効果がある。 |
PDFファイル名 | 014-01-1015.pdf |