種別 | 論文 |
主題 | 境界層を設けた無接水トレミー工法の提案 |
副題 | |
筆頭著者 | 清水五郎(日本大学) |
連名者1 | 蘇玄昌(現代建設) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 131 |
末尾ページ | 136 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 水中コンクリートの施工方法として、トレミーもしくはコンクリートポンプによる工法が一般に採用されているが、これらの工法の問題点として、施工時、特にコンクリート打設の初期段階において材料分離を生じ易く、水質を汚濁するのみならず、打設コンクリートの品質は施工技術に著しく依存していることが指摘されている。一方、コンクリートの水中分離を防止する方法として、近年、有効な混和剤がドイツで開発され、その後我が国において1980年頃よりこの技術が導入されて以来、所要の品質が比較的容易に確保できることから、水中不分離性コンクリートとしてその施工実績が徐々に増加の傾向を辿っている。しかし、この種のコンクリートは材料コストに係る経済性になお難点を有しているともいわれ、コストパフォーマンスについて今後の動向が注目されるところである。上述の背景に基づき、本研究では、トレミー工法の欠点とされる水質汚濁とコンクリートの品質の低下を低減するために、打設コンクリートが水と接触する界面に特殊な“境界層”を介在させて両者を遮断する“無接水工法”を提案するものである。以下に、新工法の概念を紹介し、モデル実験に基づき、技術的な可能性について検討を行う。 まとめ コンクリートの水中施工に伴う水質汚濁を防止し、水中コンクリートの品質の信頼性を向上させることを目的として、既往の工法を改善した無接水トレミー工法を提案し、その有用性と技術的な可能性を示した。また、同工法を適用する際の関運事項について知見を述べた。 |
PDFファイル名 | 014-01-1019.pdf |