種別 | 論文 |
主題 | 自動計量記録値によるコンクリートの品質管理法に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 豊福俊泰(日本道路公団) |
連名者1 | 井上忠久(有明菱光コンクリート工業) |
連名者2 | 高吉幹生(日本道路公団) |
連名者3 | 田中実喜也(日本道路公団) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 171 |
末尾ページ | 176 |
年度 | 1992 |
要旨 | まえがき 著者の一人は、コンクリートの品質管理(以後、QCと呼ぶ)において、上流で確実に管理するいわゆる川上管理体制が重要であることに着目し、骨材の品質やQC方法がコンクリートの品質に及ぼす影響を解明するとともに、データ解析(重回帰分析)によるコンクリートの品質推定方法を提案した。さらに、これらの研究を総括し、「データ解析によるコンクリートの品質管理システム」を提案した。本システムは、レデーミクストコンクリート(以後、生コンと呼ぶ)の生産者の立場で、生コン工場から荷おろし箇所までの納入過程において収集し得る自動計量記録値、スランプ等の管理データを用いて、圧縮強度やその他のコンクリート品質を迅速に推定解析することによって、コンクリートのQCの合理化を図るものである。本研究は、九州自動車道八代IC〜肥後トンネル間の建設工事現場で打設されたコンクリートのQCデータ(熊本県八代地区の6工場から出荷)を調査し、コンクリート工事における管理・検査方法として、本システムを実用化する場合の使用性、問題点等を検証したものである。 結論 本研究により得られた結果をまとめると、次のとおリである。1)f'kc28の推定計算式として、31)式および33)式は普遍性があると考えられる。生コン工場のQCデータを推定計算式とする場合には、データの偏りに留意する必要がある。2)自動計量記録値を活用した生コンのQCは、きわめて合理的であリ、納入書に計量値(特にCの値)を自動的に記録する装置の開発は容易であり、この早期実用化が待たれる。 |
PDFファイル名 | 014-01-1026.pdf |