種別 論文
主題 メタクリル酸誘導体を含む特殊高分子スルホン酸塩の流動化特性
副題
筆頭著者 米倉亜州夫(広島大学)
連名者1 高橋正利(ライオン)
連名者2 中山英明(三菱マテリアル)
連名者3 田澤栄一(広島大学)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 331
末尾ページ 336
年度 1992
要旨 はじめに
近年、スランプロスの小さい流動化剤の開発や、低水セメント比における流動化コンクリートの使用が要求されるようになってきた。そこで本研究では、スランプロスおよび材料分離を小さくすることを目的に新たに開発された流動化剤、すなわちメタクリル酸およびメタクリル酸エステルをそれぞれ分子の一部に有する特殊高分子スルホン酸塩を単独あるいは混合して用いた流動化剤について、それがコンクリートの特性に及ぼす効果、特に、流動化効果、スランプロス低減効果、凝結速度、水和反応特性、強度発現性等について流動化剤添加量、水セメント比を変化させ、さらに材料分離改善のためにシリカフュームを混入した場合について調べるとともに、ζ電位の測定結果とも対比して検討した。その際、現在市販されている高性能AE減水剤とも比較検討した。
まとめ
新しく開発されたメタクリル酸誘導体を含む特殊高分子スルホン酸塩を流動化剤として用いたコンクリートおよびセメントペーストの特性について調査したが、本研究の範囲内で次のことが認められた。1)W/C=50%において、所要の流動性を得るに必要なCE/Eの添加量は、固形分による比較でナフタリンスルホン酸系のAで必要とする量の約1/2である。2)W/C=30%の場合、特殊高分子スルホン酸塩のC/EまたはC/CE/Eを用いることにより、練り混ぜ後90分程度までは、スランプロスがなく、かつ材料分離を生じない最適流動化剤添加率が存在するが、その添加率の範囲は小さく、品質管理上取扱いがやや困難である。しかし、シリカフュームをセメント重量の10%置換することにより、添加率を2倍にしても材料分離やスランプフローロスを生じないようにでき、添加率の範囲を拡げることが可能である。3)C/E、CE/EおよびC/CE/Eを各々添加したセメントペーストのセメント粒子のζ電位は負で、その絶対値は90分まで時間の経過と共に増大しており、セメント粒子の分散性を高めている。このことがスランプロス低減の主原因と思われる。4)W/C=50%の場合、流動化剤添加率のわずかな増大により、ブリージングが著しく増大することがある。5)流動化剤を用いることにより、コンクリートの凝結時間は無添加の場合より6〜8時間遅くなり、硬化収縮率から求めた水和反応速度もやや遅くなるが、強度発現におよぼす影響は小さい。
PDFファイル名 014-01-1054.pdf


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