種別 | 論文 |
主題 | 新高性能AE減水剤を使用した高減水コンクリートの諸物性 |
副題 | |
筆頭著者 | 水沼達也(花王) |
連名者1 | 泉達男(花王) |
連名者2 | 神崎彰二(花王) |
連名者3 | 飯塚正則(花王) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 337 |
末尾ページ | 342 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 最近、RC構造物の超高層化を目的として、圧縮強度1000kgf/cm2程度の超高強度コンクリートの製造研究が盛んに行われている。コンクリートの高強度化は水セメント比(以後、W/Cと略す)を低減して緻密化することにより得られてきたが、従来の材料ではこれも限界にきており、材料面からセメントの粒度分布調整や球状化、シリカフュームなど活性の高い無機微粉末の併用などが検討され、また、混和剤の面からも新しい高性能AE減水剤が開発されている。本報告では、低W/C領域でも優れたセメント分散性能を示す芳香族系高性能AE減水剤について、分散性能、作用機構及びコンクリート物性に及ぼす影響を検討したので結果を報告する。 まとめ 以上の結果より、低W/C領域におけるセメントペースト及びコンクリートにおいて、セメント単独及び混和材(スラグ、シリカフューム)併用系でも共縮合品が優れた分散性能を示すことを確認した。これは、液層中のイオン強度が高い低W/C領域では従来の静電反発力による分散作用だけでは不十分であり、共縮合品の吸着層の厚みに起因する立体障害的作用が相乗的に作用した為と推察される。コンクリート物性面でも良好な結果が得られており、今後、共縮合品を用いた超高強度コンクリートの長期耐久性データを採取する予定である。 |
PDFファイル名 | 014-01-1055.pdf |