種別 | 論文 |
主題 | 高流動コンクリートのフレッシュ状態の性状に及ぼす使用材料や配合の影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 庄司芳之(日本国土開発) |
連名者1 | 佐原晴也(日本国土開発) |
連名者2 | 竹下治之(日本国土開発) |
連名者3 | 沼田晋一(西日本工業大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 399 |
末尾ページ | 404 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 著者らは、これまで増粘剤と高性能減水剤を添加して締固め不要な程度まで高流動化したコンクリート(以下、SFコンクリートと称す)の研究を実施してきた。本研究では、SFコンクリートの配合設計を行うための基礎的なデータを得ることを目的として、使用材料および配合がSFコンクリートのフレッシュ状態の性状に及ぼす影響について実験的に検討を行った。本報では、これらのうち細骨材のFM値と表面水、粗骨材のFM値などの骨材の品質の影響、および増粘剤と高性能減水剤の組合せの影響について実験的に検討した結果を報告する。 まとめ 本実験の結果、以下のことが明らかとなった。1)細骨材のFM値は、SFコンクリートのフレッシュ状態の性状、特に空気量に大きく影響を及ぼす。しかし、普通コンクリートの配合補正方法と同様に、FM値の変化に応じてs/aを変化させることにより、適度な空気量のSFコンクリートを製造することが可能である。2)細骨材の表面水は、SFコンクリートのスランプフローに対する影響は小さいが、空気量に対しては比較的大きな影響を及ぼす。3)粗骨材のFM値は、スランプフロー、空気量およびL字管試験にはほとんど影響を及ぼさないが、スクリーニング試験には影響を及ぼす。4)増粘剤と高性能減水剤の組合せによっては、SFコンクリートのフレッシュ状態の性状にかなり差が生じる場合がある。セルロース系増粘剤を使用する場合、高性能減水剤の主成分、添加量および製造方法によって、スランプフロー、空気量および凝結特性が異なる。 |
PDFファイル名 | 014-01-1066.pdf |