種別 論文
主題 高強度コンクリートの耐衝撃摩耗特性に関する一考察
副題
筆頭著者 松尾久幸(日本コンクリート工業)
連名者1 丸山武彦(日本コンクリート工業)
連名者2 村上俊夫(四国総合研究所)
連名者3 豊島憲明(東京電力)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 475
末尾ページ 480
年度 1992
要旨 まえがき
本研究は、小規模な越流式ダムの越流部や水たたき部の補修用に高強度コンクリートを適用する場合を想定し、高強度コンクリートの耐摩耗特性の解明を目的としたものである。摩耗特性を調査する試験方法として、掃流式、衝撃すりへり式および落下衝撃式などの摩耗試験方法の中から、衝撃すりへり試験と落下衝撃試験の2種類の試験を行い、主に衝撃を受ける場合の高強度コンクリートの摩耗特性について検討を行ったものである。
まとめ
1)衝撃すりへり試験の摩耗形態は、初期摩耗と定常摩耗とに区別でき、定常摩耗は摩耗時間と摩耗量がほぼ比例する。摩耗形態が均一な衝撃すりへり試験では、1時間の摩耗試験を行えば5時間後の摩耗量の推定が可能である。2)高強度コンクリートは衝撃すりへりおよび落下衝撃の2種の衝撃摩耗に対して有効で、高強度になるほど耐衝撃摩耗性能は向上する。3)衝撃摩耗に対する鋼繊維の混入による補強効果は、1000kgf/cm2以上の高強度コンクリートでも、必ずしも有効とは言えない。4)衝撃すりへり試験と落下衝撃試験の比較では摩耗量に差がみられ、試験方法の違いによる摩耗特性を明らかにできた。5)今後はダム堤体に要求される摩耗特性と摩耗試験結果との適合性に関するデータの蓄積が必要と思われる。
PDFファイル名 014-01-1079.pdf


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