種別 | 論文 |
主題 | 容積直接測定法によるアルカリ骨材反応の評価法と膨張特性に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 小倉盛衛(関東学院大学) |
連名者1 | 相澤宏明(関東学院大学大学院) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 643 |
末尾ページ | 648 |
年度 | 1992 |
要旨 | まえがき アルカリ骨材反応(以下、アル骨と略称する)の簡便な評価方法としては従来モルタルバー法またはコンクリートプリズム法によって判定するのが一般的である。この方法はあくまでも簡便な間接判定法であって、乾燥収縮試験における容積変化試験の手法を代用したものである。したがって、体積変化を直接測定することによって判定することが望ましいことは言うまでもない。本研究は空気中重量と水中重量との差により供試体の体積変化を直接測定することにより、アル骨に起因する膨張特性を検討したものであり、従来の長さ変化試験との対比を行うことによって、本試験方法によった場合には従来より不明とされている種々の異常現象を極めて的確に把握することの可能性が高いことを証明しようとしたものである。結果によれば、膨張量は従来の長さ変化試験方法に比較して4倍程度にも達するばかりでなく、モルタルまたはコンクリートの膨張は収束する傾向が認められず、長期にわたって進行する可能性が高いことを明らかにしている。 結論 以上の体積変化試験による基礎的試験結果から以下のことが明らかになったものと考える。1)本容積直接測定法はアルカリ骨材反応に起因する膨張性状を判定する上で極めて有効である。2)本法によって反応性骨材の判定を行う場合は、現実のセメントのアルカリ水準に近いをR20=1%程度で試験を行うことが望ましい。3)膨張性状を検討する上において、水中養生による試験を行っても、十分に有意な結果が得られる。 |
PDFファイル名 | 014-01-1109.pdf |