種別 | 論文 |
主題 | コンクリート中の鉄筋腐食速度に及ぼす各種要因の影響に関する実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 桝田佳寛(建設省) |
連名者1 | 掛川勝(建設省) |
連名者2 | 花栄浩(セメダイン) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 781 |
末尾ページ | 786 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに コンクリート中の鉄筋腐食速度は、コンクリートの品質、塩化物量、中性化の有無、鉄筋のかぶり厚さ等に影響される。これらの要因が鉄筋腐食速度に及ぼす影響については多数の研究が行われており、かなり明らかになってきているが、中性化と塩化物とが複合された場合については、まだ十分明かでない。又、温度の影響についても十分明かでない。そこで本研究では、鉄筋を埋め込んだコンクリート試験体を用い、水セメント比、塩化物量、中性化の有無、かぶり厚さを変化させ、温度を変化させた湿潤環境下で腐食促進試験を行い、鉄筋腐食速度に及ぼすこれらの影響を検討した。 まとめ 1)塩化物量が少なく腐食試験温度が20℃の場合には、中性化域の腐食速度は未中性化域のそれよりも2〜5倍程度大きくなるが、塩化物量が大きくなるとその比率は小さくなり、中性化域と未中性化域の腐食速度の違いが小さくなる。2)中性化域の鉄筋腐食速度は、未中性化域のそれに対して平均して2〜3倍程度大きくなる。3)鉄筋腐食速度は、腐食試験温度が20℃から60℃になるとほぼ2倍程度大きくなる。4)鉄筋腐食速度は、かぶり厚さの平方根の逆数にほぼ比例する。 |
PDFファイル名 | 014-01-1134.pdf |