種別 論文
主題 塩害環境下におけるRC構造物の暴露実験について(暴露7年目の試験結果)
副題
筆頭著者 大城武(琉球大学)
連名者1 谷川伸(東亜合成化学工業)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
14
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先頭ページ 855
末尾ページ 860
年度 1992
要旨 はじめに
本研究は、亜熱帯海洋性気候下の沖縄県において、海岸に隣接して建設した鉄筋コンクリート(RC)暴露構造物を対象に、塩害による劣化過程を把握することを目的としている。またRC構造物の劣化防止対策として、アクリルゴム系防水材を建設時に構造物の半面に施工しており、その塗膜の保護効果の実験的な解明も図っている。本構造物は1984年9月に完成し、これまでの劣化過程、塗膜による保護効果、及び電気化学的特性値による腐食評価法については発表済みである。本報文は、1991年11月に行った試験をもとに、その研究成果をまとめたものである。本研究の特色は、7年間にわたり暴露構造物に施してきた塗膜を試料として採取し、耐久性、気密性、及び化学的特性についての検討を新たに加えていることである。
まとめ
本研究では、海洋環境下におけるRC構造物を対象に、その劣化過程及びアクリルゴム系防水塗膜による塩害劣化防止効果等の検討を行っている。ここでは次の点が明かとなった。(1)厳しい海洋環境下での7年間暴露後においても、使用している塗膜は化学的特性を損なうことがない。また、力学的特性は初期値の8割レベルで、気密性はほぼ初期値並みの性能を保持している。(2)塗膜で被覆されたコンクリートは、水酸化カルシウムを無塗膜部に比較して多く含むことが定量分析で明らかとなり、塗膜の保護効果を化学的特性の面でより定量的に示している。(3)塗膜は7ヶ年の暴露後でも遮塩性を保持し、コンクリート中への外部からの塩分浸透を阻止している。また、初期混入塩分量分布は、塗膜被覆部のコンクリート中では平均化し、鉄筋周辺部での塩分濃度勾配を防いでいる。今後は、施工済みの断面補修工法との関連で塗膜の保護効果を長期に把握する予定である。
PDFファイル名 014-01-1147.pdf


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