種別 | 論文 |
主題 | 鋼繊維の形状・繊維長および粗骨材最大寸法がSFRCの曲げ強度、せん断強度および乾燥収縮に及ぼす影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 河野清(徳島大学) |
連名者1 | 佐々木啓次(徳島大学大学院) |
連名者2 | 須田順一郎(鴻池組) |
連名者3 | 鈴木信(イゲタ鋼板) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1063 |
末尾ページ | 1068 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 鋼繊維補強コンクリート(SFRC)は、コンクリートの曲げ強度、せん断強度、靭性、ひびわれ抵抗性、耐衝撃性等を改善することができるといった長所をもっているが、従来のせん断ファイバーでは、練り混ぜの際にファイバーボールが生じ易いという欠点がある。そのため、繊維長30mmの場合、粗骨材最大寸法は繊維長の半分である15mm程度が補強効果上好ましいとされている。しかし、SFRCの舗装板への利用を考えた場合、耐摩耗性や乾燥収縮をも考え合わせてみると、粗骨材最大寸法が15mmというのは適切であるとは言えない。そこで、本研究では、最近開発された断面が偏平で凸型であり、繊維長の長い新形状鋼繊維を用いたSFRCにおいて、繊維長と粗骨材最大寸法とが曲げ強度、せん断強度に及ぼす影響、および繊維長を変えたときの曲げタフネス、乾燥収縮などについて実験的検討を行った。 まとめ 本研究の結果、新形状鋼繊維について以下のことが言える。(1)三次元ランダムの配向状態になり、配向性が改善される。(2)曲げ強度およびせん断強度を増加する上で有効である。(3)繊維長が長い場合、粗骨材最大寸法を大きくとることができる。(4)曲げタフネスを増加できる。(5)乾燥収縮をより低減できる。 |
PDFファイル名 | 014-01-1184.pdf |