種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート部材の3次元非線形有限要素解析プログラムの開発 |
副題 | |
筆頭著者 | 雨宮篤(千葉大学大学院) |
連名者1 | 内田和弘(フジタ) |
連名者2 | 野口博(千葉大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 21 |
末尾ページ | 26 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 有限要素解析は、鉄筋コンクリート(RC)部材の構造解析によく用いられるようになってきた。その場合、特殊な構造物を除いては主に、2次元解析として適用されている。最近、建造物の高層化、複合化、使用材料の高強度化が進んでおり、高軸圧に抵抗するために拘束筋によりコンクリートの耐力と靭性を向上させたRC柱や、柱がRCで梁がSである混合構造物の柱・梁接合部での鉄板によるコンクリートの3次元的拘束など、従来の2次元的な解析のみでは検討が難しい構造部材が増えてきている。そこで本研究では、ここ数年、著者等が改良を加えてきたRC部材の2次元非線形有限要素解析プログラムを3次元に拡張し、従来の2次元的手法では取扱いの難しかったRC系の部材を3次元で直接解析したり、部材の3次元効果を部分的に3次元で解いて、その結果を2次元モデルに生かすことを目指して、基本的な解析を行うことを目的とした。 むすび 本研究で開発した3次元FEM解析プログラムを用いて、帯筋による拘束効果など、3次元応力下のコンクリート部材の非線形挙動をある程度追うことができた。本解析プログラムは、解析例が示すように、まだ精度的に十分でないが、これは既往の3軸実験データによる破壊基準がより正確に規定できれば改善が可能である。また、今後精度向上のためには、3軸実験データによる検証や、付着のモデル化など、検討すべき問題が数多くある。さらに、混合構造などの特殊な構造物の解析用に、ソリッド要素以外に板要素も使用出来るよう、プログラムを拡張する必要がある。 |
PDFファイル名 | 014-01-2003.pdf |