種別 | 論文 |
主題 | 異形鉄筋の付着力と割裂力の関係 |
副題 | |
筆頭著者 | 赤司二郎(京都大学大学院) |
連名者1 | 藤井栄(京都大学) |
連名者2 | 森田司郎(京都大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 69 |
末尾ページ | 74 |
年度 | 1992 |
要旨 | 序 コンクリートに埋め込まれた異形鉄筋を引き抜いた場合、鉄筋の突起(ふし)によって周囲のコンクリートを割裂しようとする力が働き、鉄筋軸と直交方向の拘束が不十分な場合、コンクリートが割裂されて破壊してしまう。異形鉄筋の割裂力を直接測定した研究としてはGAMBAROVAによる研究があるが、割裂力はふしの形状とも相関があると思われ、彼らの研究によって十分に解明されているとは言えない。本研究では、表面ふし形状と異形鉄筋の界面での付着力と割裂力との関係を把握することを目的とし、割裂ひびわれ幅・表面ふし形状を実験変数として、異形鉄筋の割裂力を直接計測する実験を行った。 結論 (1)割裂ひびわれ幅wnが増加すると、τ−S曲線、σ−S曲線ともにすべり剛性が低下する。(2)ふし高さ・間隔比(h/l)が小さいほど同一付着力に対する割裂力が大きくなる。(3)割裂ひびわれ幅が大きいほど付着強度・最大割裂応力が低下し、同一付着応力に対する割裂応力も大きい。(4)割裂力のピークは付着強度以降に生じ、最大付着強度の1.3〜1.7倍となる。 |
PDFファイル名 | 014-01-2011.pdf |