種別 | 論文 |
主題 | 高強度コンクリートを用いたRC有孔梁のせん断実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 市之瀬敏勝(名古屋工業大学) |
連名者1 | 杉浦光彦(名古屋工業大学大学院) |
連名者2 | 横尾慎一(名古屋工業大学大学院) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 221 |
末尾ページ | 226 |
年度 | 1992 |
要旨 | 研究目的 本研究の第1の目的は、建築学会における終局強度型設計指針の有孔梁のせん断設計式が高強度コンクリートや高強度鉄筋に適用できるかどうか調べることにある。既往の有孔梁の実験は、普通強度コンクリート、普通強度鉄筋を用いたものがほとんどであった。第2の目的は、孔の間隔の検討である。ここでは、孔と孔の間隔を直径の1.3倍として、間隔を極めて近づけた実験を行う。第3の目的は、孔を補強する斜め鉄筋の必要定着長さの検討である。応力の釣合条件(下界)を考えると長い斜め補強筋が必要であるが、破壊モード(上界)から考えると短くてもよいようにも思われる。ここでは、定着長さが十分な試験体と不十分な試験体を比較する。 結論 (1)高強度コンクリートと高強度鉄筋を用いた有孔梁のせん断強度は、孔一個の場合では、指針[1]の計算値をかなり上回った。(2)本報告で用いた簡略型の斜め筋は、孔の周りを囲む構造であったため、折り曲げ定着部分に沿ったひび割れが発生し、指針の補強方法に比べせん断強度が小さかった。(3)孔と孔を近づけた試験体では、孔どうしを結ぶ斜めひび割れによって耐力が低下した。今後、この実験結果を分析することにより、孔の距離の許容値を知ることができる可能性がある。 |
PDFファイル名 | 014-01-2037.pdf |