種別 | 論文 |
主題 | 高強度コンクリートを用いたRC柱の変形性能に及ぼす軸力の影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 日比純一(鹿島建設) |
連名者1 | 小谷俊介(東京大学) |
連名者2 | 青山博之(東京大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 307 |
末尾ページ | 312 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 高層RC造建物に高強度コンクリートを使用する場合、その一階柱脚において降伏ヒンジの発生を許容し、かつ十分な変形性能(靱性)を持たせることが重要な課題となる。特にせん断性状の卓越する高強度コンクリートを用いたRC柱では、軸力がせん断変形能に大きく影響すること、がわかった。本研究では、せん断性状が卓越する高強度コンクリートを用いたRC柱の曲げせん断実験を行ない、曲げ降伏後の変形性能について軸力比等の影響を検討した。さらに高軸力下でみられる縦ひび割れを伴う破壊に関する検討もおこなった。 まとめ 1)変動軸力下での柱では一定軸力下のものに比べ80%耐力時の変形角にして20%程度変形性能が優れていた。2)シアスパン比が2.0の柱においても軸力による変形性能の違いが顕著にみられ、高軸力であるほど変形性能は劣った。3)シアスパン比1.5の試験体で部材中央に縦ひび割れが発生した。4)考案した縦ひび割れを伴う破壊のモデルによる耐力計算値は既往の実験結果の傾向はとらえてはいるが計算値自体は過大評価となった。 |
PDFファイル名 | 014-01-2052.pdf |