種別 | 論文 |
主題 | 高強度鉄筋コンクリート造柱−はり接合部の静・動的加力実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 早川幸孝(間組) |
連名者1 | 島崎和司(間組) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 437 |
末尾ページ | 440 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 柱−はり接合部は、柱と同様に軸力を負担する部材であるために破壊を許さない設計となっている。ところが、近年の鉄筋コンクリート造建物の構造設計例において、高強度コンクリートと太径鉄筋の使用により、柱−はり接合部のコンクリートや接合部内定着鉄筋の応力レベルが高くなってきている。そのため、接合部コンクリートパネルのせん断ひび割れの発生や、はり主筋の付着劣化を完全に防ぐことはむずかしい。そこで、鉄筋コンクリート構造物の耐震性の評価には接合部の復元力特性を適切に評価する必要があると考えられる。本論文では、これらのことを考慮し、接合部の応力状態がきびしい25階建て程度の建物の中柱接合部を想定してはり主筋の接合部内での拘束状態と、加力速度をパラメーターとした柱−はり接合部の加力実験を行い、接合部の復元力特性についての検討を行った。 結論 接合部の復元力特性に着目して実験を行った結果以下のことがわかった。1)接合部のせん断応力−せん断ひずみ関係を既往の式でモデル化ができた。2)今回の実験のひずみ速度では、加力速度の違いによる復元力に及ぼす影響は少なく動的効果はあまり無かった。3)接合部内スターラップは、高強度コンクリートを使用した本実験では、その影響は見られなかった。 |
PDFファイル名 | 014-01-2076.pdf |