種別 | 論文 |
主題 | プレキャスト梁端部の滑り性状に関する実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 望月重(武蔵工業大学) |
連名者1 | 川辺祥一(東京工科専門学校) |
連名者2 | 遠藤幸雄(武蔵工業大学大学院) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 459 |
末尾ページ | 464 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 本研究は、プレキャスト工法の構造上で最も重要と考えられる接合部の滑り性状を解明するために、プレキャスト梁、ハーフ・プレキャスト梁、場所打梁と場所打柱との境界面の滑り性状に関する曲げせん断実験を行ったものである。特に、梁柱境界面における梁と柱との相対水平変位(滑り変形と略す)に対する1)プレキャスト率、2)引張鉄筋比、3)粗滑度、4)シアスパン比、5)主筋拘束、6)繰返回数の6項目の影響について検討し、プレキャスト梁端の耐震設計のための基礎的資料を得るものである。 結論 1)滑り抵抗限界強度は曲げ降伏耐力にほぼ等しい。2)滑り抵抗限界強度時変形量は引張鉄筋比、粗滑度、シアスパン比に大きく影響を受ける。3)滑り抵抗限界強度後の滑り変形比sR値は場所打ち梁試験体の場合正側加力時で20%以下、負側加力時で25%以下に分布するのに対し、プレキャスト梁試験体の場合正側加力時で20%以上、負側加力時で25%以上に分布している。ハーフ・プレキャスト梁試験体のsR値は圧縮領域が場所打ち側の時20%以下、プレキャスト側の時25%以上に分布している。4)梁柱境界面の滑り性状は、梁の挙動(荷重−部材角曲線、耐力、破壊モード)にはほとんど影響していない。 |
PDFファイル名 | 014-01-2080.pdf |