種別 | 論文 |
主題 | 曲げ降伏型プレキャスト接合面のせん断伝達に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 金本清臣(横浜国立大学大学院) |
連名者1 | 壁谷澤寿海(横浜国立大学) |
連名者2 | 倉本洋(横浜国立大学) |
連名者3 | 五味学(横浜国立大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 465 |
末尾ページ | 470 |
年度 | 1992 |
要旨 | 序文 現在、建設業界では労務事情が逼迫しており、施工の合理化による生産性向上に富むプレキャスト(以下PCa.と略記)工法化への要求は非常に高まっている。PCa.工法の研究開発はこれまでにも数多く行われてきたが、その成果のわりには普及が十分でないのが現状である。その理由として、施工の認可に対する行政上の取扱いが異なり適用範囲が限定されることが考えられる。このような状況を背景に、PCa.工法の設計法の確立を目指した組織的な研究が行われつつある。本研究ではその一環として曲げ、せん断、軸力を受けるプレキャスト接合面(打継面)の挙動を明らかにするために要素実験を2シリーズにわたって行った。本報では、前報のパイロット実験に引続き、第2シリーズの実験結果について報告する。 結論 (1)シアスパン比が減少するにしたがって、また、軸応力度レベルが減少するにしたがって、曲げ降伏接合面でのすべり変形は増大する。(2)これらのすべり変形は、(A)繰返し載荷でも小さい、(B)単調載荷では小さいが繰返し載荷では大きくなる、(C)単調載荷で生じる、の3タイプに分類できる。(3)これらの分類は、それぞれ単調および繰返し載荷下におけるせん断抵抗機構によって、直接せん断試験の結果と対応させて説明することが可能である。 |
PDFファイル名 | 014-01-2081.pdf |