種別 | 論文 |
主題 | せん断力を受けるPCa柱の力学的性状に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 小林努(筑波大学大学院) |
連名者1 | 山口輝彰(株木建設) |
連名者2 | 日比野孝一(株木建設) |
連名者3 | 今井弘(筑波大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 475 |
末尾ページ | 480 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに ラーメン構造をプレキャストコンクリート(以下PCa)工法で建設する場合、コンクリート、及び主筋の接合位置や方法は、構造物の挙動に大きな影響を与える。PCa部材を柱や梁の単材とし、柱梁交差部で接合すると生産性は向上するが、コンクリートの接合位置は、設計用曲げ応力が大きいところであるため、コンクリートと同じ場所で主筋を接合する場合、鉄筋継手に対しては問題点が残される。これに対して、コンクリートの接合位置とは異なる、柱や梁部材の中央部で主筋を接合する重ね継手法が提案されている。本研究の目的は、PCa柱用に開発された2本添筋重ね継手を中段部に持つ柱が、せん断力を受けた時に示す挙動を調べることである。 まとめ 1)重ね継手のあるPCa柱は、同等に補強された一体打ちの柱と、ひび割れ状態、耐力、変形能に関し、ほぼ同じ性能を持っていることが確認された。2)中子筋は、主筋の入ったシース外面での付着破壊を防止する上でも、効果があることが認められた。3)PCa柱部材を横打ちしたことによる影響は特に現れなかった。4)本PCa柱のせん断耐力に関しては、アーチ・トラス機構によるせん断耐力式による評価が実験結果と良く一致する。 |
PDFファイル名 | 014-01-2083.pdf |