種別 | 論文 |
主題 | 高強度材料を用いた高層RC柱の弾塑性挙動 |
副題 | |
筆頭著者 | 丸田誠(鹿島建設) |
連名者1 | 別所佐登志(鹿島建設) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 523 |
末尾ページ | 528 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 近年、RC材料の高強度化について多くの研究・開発が行われている。一方、高層RC建物の需要も増加し、40階を超える高層建物もRCで計画されるようになった。このような高強度RC材料を用いた柱の実験的研究も近年行われているが、より現実的な50階程度の高層RC建物の柱を対象として、特に大きな変動軸力を受ける外柱と一定高軸力下の内柱について実験を行った。この実験結果より基本的な柱の耐力・変形性状の確認、既往の終局強度式等での検討を通し、高層RC建物の設計データの蓄積を目的とした。 まとめ 高強度材料を用いたM/QD=1.5の内柱・外柱の高軸力下及び変動軸力下での曲げせん断実験を行い以下の結論を得た。1)いずれの試験体も主筋の曲げ降伏が先行した曲げ降伏型となった。その耐力はACIの曲げ耐力計算値を上回り、耐震上十分に余力があることが確認された。2)いずれの試験体も部材角R=1/50の大変形時において、大きな耐力低下も生じず、安定した挙動を示した。3)一定軸力下での実験において、横補強筋量の有効性が確認された。その効果は耐力・変形性状に顕著に現われた。4)大きな変動軸力を受ける外柱では、その設計適用限界までの変動軸力下における曲げせん断性状は安定しており大きなひび割れ、鉄筋の降伏等も生じなかった。5)既往のせん断耐力算定式、付着強度算定式では実験結果を精度良く評価できなかった。 |
PDFファイル名 | 014-01-2091.pdf |