種別 | 論文 |
主題 | 高強度鉄筋コンクリート梁の付着割裂破壊 |
副題 | |
筆頭著者 | 古川淳(鉄建建設) |
連名者1 | 藤井栄(京都大学) |
連名者2 | 藤谷秀雄(建設省) |
連名者3 | 藤澤正視(筑波技術短期大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 547 |
末尾ページ | 552 |
年度 | 1992 |
要旨 | 目的 高強度鉄筋と高強度コンクリートの組み合わせでは普通強度に比べ、より付着割裂破壊が重要な問題となることが予想される。本研究は、圧縮強度800kgf/cm2のコンクリート、SD70の鉄筋を用いた梁部材の付着割裂破壊実験を行い、その性状を調査したものである。さらに、普通強度鉄筋コンクリートでも十分に解明されていない、梁せい、二段配筋の問題に対する有効な知見をうることを目的とする。 結論 本実験で以下の結論を得た。(1)高強度RC梁の降伏後の繰り返し載荷による付着割裂破壊に対して、設計付着応力と付着割裂強度の比で表した付着指標が、変形性能評価においても有効な尺度になることを確認した。(2)内側筋と、外側筋の鉄筋配置が等しい二段配筋梁では、内側筋の付着劣化が先行して生じる。(3)二段配筋と一段配筋では、付着劣化性状の相違は明確ではないが、部材の変形性能は二段配筋の場合が早期に劣化する。(4)梁せいの大きい梁ほど付着劣化しやすいが、付着劣化が部材の変形性能に及ぼす影響は小さく、付着設計上緩和されて良いと思われる。 |
PDFファイル名 | 014-01-2095.pdf |