種別 | 論文 |
主題 | CFRPロッドを主筋及びスターラップに用いたコンクリート梁のせん断性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 小林俊彦(西日本旅客鉄道) |
連名者1 | 丸山久一(長岡技術科学大学) |
連名者2 | 清水敬二(長岡技術科学大学) |
連名者3 | 金倉正三(長岡技術科学大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 701 |
末尾ページ | 706 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 塩害を受けやすい海洋構造物や、誘導電流および磁気吸引力の増大によって悪影響を受ける超電導磁気浮上式鉄道用の構造物では、鉄筋に代わる補強材としてFRPの使用が検討されている。FRPロッドを用いたコンクリート梁のせん断性状に関しては、これまでにいくつか研究が行なわれており、FRPロッドを主筋に用いると、コンクリートの負担せん断力が小さくなること、骨材のかみ合わせの影響が小さいこと、主筋のほぞ作用が小さいことなどが指摘されている。さらに、FRPロッドをスターラップに用いると、せん断耐力は従来の算定式で求めた値よりも小さいこと、曲げ加工部強度が低下すること等が報告されている。しかし、せん断耐力およびせん断性状に関してはまだ研究が十分に進んでおらず、実際の構造物にFRPロッドを使用するには、その部材性状を明らかにし、設計法を確立する必要がある。本研究は、FRPロッドを用いたコンクリート梁のせん断耐力および変形性状について検討したものである。 まとめ 本研究によって得られた結果は、次の通りである。(1)せん断変形を表わす新しい指標を導入することで、せん断耐力とせん断変形の関係を表わすことが可能である。(2)主筋およびスターラップに弾性係数の異なる補強筋を用いる場合には、引張剛性で補正することによって、従来の算定式もある程度適用可能である。(3)CFRPスターラップの受け持つせん断力は、主筋の剛性の影響を受ける。 |
PDFファイル名 | 014-01-2121.pdf |