種別 | 論文 |
主題 | 鋼・コンクリートサンドイッチはりの力学的特性に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 真壁知大(埼玉大学大学院) |
連名者1 | N.Malek(埼玉大学大学院) |
連名者2 | 睦好宏史(埼玉大学) |
連名者3 | 町田篤彦(埼玉大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 729 |
末尾ページ | 734 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 異種材料をその特性を活かすように一体化させ、合理的に利用する合成部材として鋼・コンクリートサンドイッチ合成部材が挙げられる。近年、この種の合成部材が土木構造物、特に使用条件および施工条件の厳しい海洋構造物を中心として適用されつつある。鋼・コンクリートサンドイッチ部材はその優れた特徴として高強度、高靱性、水密性、施工性などを兼ね備えている。しかし、その力学的性状は不明な点も多く、設計方法も確立されているとは言い難い。このような観点から、本研究では鋼・コンクリートサンドイッチ部材の力学的性状としてせん断破壊とその耐力、鋼とコンクリートを合成するために用いる形鋼シアコネクターのひびわれへの影響に注目し、数タイプの鋼・コンクリートサンドイッチはりを作製して実験的研究を行った結果について報告する。 まとめ 今回の実験的研究の結果から以下のような結論を得た。1)鋼・コンクリートサンドイッチはりの既存のせん断耐力評価式を用いて耐力を計算した結果、どの評価式も実験値を精度良く推定することはできなかった。今後サンドイッチ内に形成される圧縮ストラットの方向とその幅、また、その圧縮力の強さを定量的に求めるために、有限要素法等による数値解析を行い実験結果と比較する必要がある。2)今回の供試体では、アングルはシアコネクターとしての機能を十分果たしていた。しかし、その反面でせん断破壊の原因となる斜めひび割れを誘発する原因となっている。よって、必要以上にアングルを配置することはせん断耐力を低下させるおそれがあるため、アングルとせん断補強鋼材の設置位置とその間隔を十分考慮することが必要である。 |
PDFファイル名 | 014-01-2126.pdf |