種別 | 論文 |
主題 | 空胴部を有する逆T形PC合成床スラブの耐力と破壊性状に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 村上忠彦(富士ピー・エス) |
連名者1 | 小森清司(長崎大学) |
連名者2 | 蓼原真一(長崎大学) |
連名者3 | 永藤政敏(長崎大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 759 |
末尾ページ | 764 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 近年、建築建物床スラブの大型化や、工期の短縮、労力の省力化等を図るため、無支保工の工事が求められるようになり、プレストレスを導入したプレキャスト板(PC板)を埋設型枠とした合成床スラブが重宝されるようになってきた。ところが埋設型枠にも種類が色々あって、それぞれ特色が異なるため、選び方によって、期待する効果に違いがでてくる。そこで筆者等は昨年、天井がフラットに仕上がることをねらって、逆T形の埋設型枠を用いた合成床スラブを開発し、短期及び長期載荷実験によって実用に供する事を確認したが、本年はその逆T形埋設型枠の上にコンクリートを打設して合成床スラブを作成する際、リブの両脇にできる空間部分を空胴化することによって軽量化を図り、短期載荷実験によって、それらが実用に供するかどうかを、耐力、剛性、変形、破壊性状等の面から考察を行なった。 結び (1)逆T形埋設型枠を用いた空胴部を有する合成床スラブは、いずれも靱性の高い破壊性状を示し、最大荷重も計算値を上回った。(2)埋設型枠としてU形を用いた場合は打継面のずれが起こり最終的にはせん断引張破壊を起こした。施工不良の他、試験体作成の際にリブを2分したことが原因と考えられる。(3)逆T形合成スラブのリブの両脇を空胴化することによって殆ど耐力の低下なしに約25%の重量軽減を図ることが出来た。 |
PDFファイル名 | 014-01-2131.pdf |