種別 | 論文 |
主題 | SD490高強度鉄筋を緊張材とした中空ハーフPCスラブに関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 妹尾正和(フドウ建研) |
連名者1 | 竹田清二(フドウ建研) |
連名者2 | 小村正雄(フドウ建研) |
連名者3 | 南伊三男(フドウ建研) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 765 |
末尾ページ | 768 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに プレキャストプレストレストコンクリートスラブ(ハーフPCスラブ)は、現場施工の合理化・省力化を図るために開発され、現在幅広く使用されている。今回報告する中空ハーフPCスラブは、大スパンや高荷重をうけるようなインテリジェントビルや高層住宅への適用拡大を図るために底面をフラット化し、かつ上リブ間を中空とすることにより、配線・配管スペースとしての利用を想定したものである。本論文は、SD490高強度鉄筋を緊張材として用いた中空ハーフPCスラブについて行ったPC部材単体及び合成スラブの曲げ耐力実験の結果について報告するものである。 まとめ 以上の実験結果より次のことがいえる。(1)高強度鉄筋を緊張材として用いても、耐荷重性能やひび割れ、たわみの制御に対してPC鋼材を用いたものと同様のプレストレスの効果が確認できた。(2)PC部材単体及び合成スラブとも、有効な補強を行なえば開口(PC部材リブ部、床上面部)による耐力及び変形性能におよぼす影響は認められなかった。(3)PC部材単体の施工時荷重に対する安全率はひび割れ荷重時では小さいが、最終耐力時では約5倍であった。合成スラブでは設計荷重に対する安全率はひび割れ荷重時で約1.6倍、最終耐力時で約8.7倍であった。(4)打継部のせん断耐力は学会規準に示されている許容せん断応力度の2.5倍以上の安全率を持っている。 |
PDFファイル名 | 014-01-2132.pdf |