種別 | 論文 |
主題 | PC+PCa耐震壁に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 望月洵(工学院大学) |
連名者1 | 小野里憲一(O.R.S事務所) |
連名者2 | 中村勝(工学院大学大学院) |
連名者3 | 倉持春夫(ドーピー建設工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 843 |
末尾ページ | 848 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 本研究でいうPC+PCa耐震壁とは、PC接合されたPCaフレームに、壁板としてPCaパネルを適当な接合方法で組み込んだ耐震壁をいう。このような耐震壁は、PC構造の高層化に伴い、構造の保有耐力を確保する上で必要な耐震要素であり、施工上および省力上、要請される構造方式でもある。さらに、強度、剛性、および破壊モードの制御が容易である特長をもっている。PCa耐震壁については多くの実験的研究および実施例があるが、PC+PCa耐震壁については望月(重)による先駆的研究の他にあまり見あたらない。PC+PCa耐震壁での問題は、PCaパネルの分割とPCaフレームとの接合方法によってどのような抵抗機構が形成されるかを捉え、そしてその強度と変形の評価方法を確立することである。本研究は、曲げ破壊モードで終るPC+PCa耐震壁に限定して、これらの問題を縮小試験体による実験およびマクロモデルによる解析から、解明することを目的としている。 結び 本研究で、曲げ破壊モードで終るPC+PCa耐震壁について、PCaパネルの分割と接合方法をパラメータにして実験および解析を試みた。これらの結果は、次のようにまとめられる。1)PC+PCa耐震壁はいずれも十分な靱性と強度をもつ耐震壁として機能した。2)PC+PCa耐震壁の強度は、一体打ち耐震壁のマクロモデルを修正したモデルによって的確に捉えることができる。3)PC鋼棒によって圧着接合されたPCaパネルをもつ耐震壁は構造的に有効なものと判断されるが、その性状は正負交番加力のもとで再確認する必要がある。 |
PDFファイル名 | 014-01-2146.pdf |