種別 | 論文 |
主題 | 2方向入力を受ける曲げ破壊型鉄筋コンクリート柱の応答性状に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 小泉達也(日本大学大学院) |
連名者1 | 北嶋圭二(青木建設) |
連名者2 | 中西三和(日本大学) |
連名者3 | 安達洋(日本大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 855 |
末尾ページ | 860 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 筆者らは、2方向入力を受ける鉄筋コンクリート柱(以下、RC柱)の応答性状を調べるために、2軸曲げ・せん断応力下での静的載荷実験と2軸振動台実験を行ってきた。また、解析的にはファイバー法を用いた2軸曲げ弾塑性解析を行い、静的な部材挙動に及ぼす2軸効果の影響について調べている。さらに、詳細な応答性状を把握するためには2方向入力下での地震応答解析による検討が有効であり、望まれるところである。RC部材に限らず、一般的な質点系の地震応答解析では、部材に対して単純な復元力モデルを仮定することが多い。しかし、2方向入力を受けるRC柱においては、RC特有の種々の非線形性状のほか、2軸効果を含む部材挙動を再現し得る単純な復元力特性モデルの設定ができないことが解析的な扱いを困難にしている。本論文では、ファイバー法を用いた静的2軸曲げ弾塑性解析による部材復元力の評価と、陽なNewMark−β法による質点系の応答計算とを組み合わせた、2方向入力に対するRC柱の地震応答解析手法を示すとともに、曲げ挙動が支配的なRC柱を対象とした、静的載荷実験と振動台実験を行い、解析結果と実験結果の比較から2方向入力下におけるRC柱の応答性状の把握と本解析手法の有効性の確認を行った。 まとめ 以上、解析結果と実験結果の比較から本解析手法は曲げ挙動が支配的なRC柱の2方向入力時における応答性状を把握する上で有効であることがわかった。 |
PDFファイル名 | 014-01-2148.pdf |