種別 | 論文 |
主題 | 破壊力学に基づいたひびわれ進展のBEM解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 福地伸一(熊本大学大学院) |
連名者1 | A.H.Chahrour(熊本大学大学院) |
連名者2 | 大津政康(熊本大学) |
連名者3 | 竹松久明(構造技術センター) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 14 |
号 | 2 |
先頭ページ | 909 |
末尾ページ | 912 |
年度 | 1992 |
要旨 | はじめに 近年、計算機を用いた数値解析が様々な分野で活発に行われている。特に、破壊力学も含めた力学を中心とした分野では、最近、数値解析を対象とした新たな力学が提案されている。そこでの代表的な数値解法は有限要素法(Finite Element Method、FEM)と境界要素法(Boundary Element Method、BEM)である。このことより、JCIでは引張軟化特性を組み込んだFEMとBEMによる基本的な解析プログラムが既に出版されている。FEMについては、既に詳細な実験結果と数値解析結果について検討されているので、BEM解析プログラムの適用性について実験を行って検討した。 結論 BEMでは、ひびわれが進展することは、境界上の未知量が増加するのみであり、境界の変更は容易である。この見地から考えれば、引張軟化モデルを組み込んだ破壊の進行領域を新たな境界条件の変化とする取り扱いはBEMに全く適したものと考えられる。この考えに基づいて、引張軟化モデルのパラメータを実験的に求め、それらの値を用いてひびわれ進展挙動を解析し、実験値とよく対応する結果を得ることができた。これより、BEMモデルの破壊力学的な取り扱いの適用性が確認されたと考えられる。 |
PDFファイル名 | 014-01-2157.pdf |